2016年度 3回生の学生さんへ ( 2016年 6月 09日 つぼ Ver. 1.4 まだ乱文)



 神経情報システム研究室は,2013年4月から新しくスタートした研究室 です.皆さんは4期生になります. 4年目になり,昨年4月から学生研究室も新しくなりました.以下では,この研究室について,私の視点から簡単にご説明したいと思います.
 少しでも興味をもたれましたら,クリエーションコア4階神経情報システム研究室または教員研究室410室におりますので,気軽に訪ねてみてください.運がいいと,お菓子があります.
 神経情報システム研究室には先輩がおりますので,直接聞きづらいことはこちらでどうぞ.


神経情報システム研究室では何を研究しているのか?



 神経情報システム研究室は,の中でどのような「情報処理」が行われているのかを調べている研究室です.いまのところ,意識や感情は研究のアプローチが非常に難しく,対象としておりません. 脳は,皆さんが(おそらく)1つずつ持っているにもかかわらず,その作動原理がほとんどわかっていません.脳の中に多数ある「神経細胞」がネットワークを形成して,電気パルス(スパイク)を介して情報処理を行っているんだろう,というのが通説ですが,ではこのスパイクの列が一体何をどのように表現しているのか,に関しては,皆目検討がついておりません.わかったらおそらくノーベル賞!
 その中で本研究室では,数理的な手法を用いて神経ネットワークによる情報処理を解明することを目指しています.用いている手法は,神経活動のデータ解析,その為の脳波計測,数値シミュレーションです.
 つぼ自身は神経科学以外に,ゆらぎを利用した情報処理システムの開発や,ネットワーク上の相互作用の解析などにも興味をもって研究していますので,そういうことにも興味のある方は是非,遊びに来てください.


神経情報システム研究室での研究生活 ざっくりと



 神経情報システム研究室では,アプローチとして数理的な手法を用いております.従って,脳波計測を行うにしても,データ解析を行うにしても,数値シミュレーションを行うにしても,数学やプログラミングが必要となります.このようなものが好きな方は非常に楽しめると思います.苦手な方は,(厳しく指導しますので)苦労はすると思いますが,最後は楽しめると思います.「嫌い」という方は,あわないかもしれません.
 現在のメンバーは,最初から数学やプログラミングに強い人ばかりではありません.しかし,やる気と真面目さと根気は全員すばらしいものをもっています.こういう方なら,神経情報システム研究室ので研究生活を楽しめると思います.
 神経情報システム研究室では,まず3回生で「素養」を勉強します.武器は多い方が有利ですし,少ない知識から研究手法を選ぶより,多くの選択肢から選ぶ方が楽しいですからね.まず,脳科学以外の多くのフィールドで使える微分方程式や確率統計などを,神経科学と関係させて演習していきます.またこの時期に,神経科学の重要な部分を勉強していきます.
 そして4回生から,自分が気に入ったアプローチで研究していただきます.


研究室の決め方 つぼの持論



 実際,具体的にどんな研究をしているのかは,私の論文を読んでください,というのは嘘で,是非クリエーションコア4階の神経情報システム研究室を訪ねてみてください.私がいれば,私が簡単にご説明いたしますし,メンバーがいれば説明してくれると思います.私が研究室を決める際に一番重要だと思うことは,まじめに,学生と研究室(教員)との「相性」だと思っています.
 特に,知能情報学科はどこの研究室も面白い研究をしていますし,相互の研究内容の関連も深いです.ですから是非いろいろな先生とお話しして,自分がピンとくる研究室を選んでください.一度もお話をしないで研究室を選ばれるのは,少なくとも私は避けていただきたいです.
 ちなみに,私は放任主義ではありませんので,放任主義がいい学生さんには,かなりうっとおしいかもしれません.逆に,怠け癖がある学生さんには,ちょうどいいかもしれません.放任主義ではありませんが,自主的に考える事は尊重します.皆さんに「来週までに××します」と宣言してもらいますので,それを遂行できれば自分で黙々とやるもよし,教員に相談するもよしです.議論は大歓迎!
 また,議論はみなさんどうしでも積極的に行ってください.きっとお互いに得られるものがあると思います.
 神経情報システム研究室で必ずやらなければいけないテーマというのはありません.詳しくは下記を参照してください.


卒業研究テーマの決め方



 卒業研究のテーマは,3回生の終わりから以下のプロセスで決めていただきます.
[1] まず,仮テーマを,とにかくざっくり3つ考えます
 仮テーマの決め方は,7つの分野の中から1つ選び,その分野の中で考えていきます.自分で考える,教員の研究を参考にする,先輩のテーマを参考にする,などの手法があります.
[2] 次に,その3つについて,より具体的に練り上げていきます
 よっぽどの人でない限り,最初に考えたテーマは,かなり漠然としていて,さらに技術的に実現が相当難しい研究か,または既に多くの研究者がやってきた研究になってしまうことが多いです(先輩がテーマを決めた時のプロセスをみせてもらえばわかります).そこで,議論を通して,3つのテーマのエッセンスを生かして,どうしたら新しくかつ具体的で実現できそうな研究になるかを,考えていきます.
[3] 最後に,その3つのテーマを混ぜながら整理して,もう一度3つのテーマを考えます
 4回生の最初に,このように練り上げた3つのテーマの中から,自分が一番興味をもっているものを1つ選んで,研究を始めていただきます.まずは,そのテーマに関して,先人はどのようなことを考え,調べてきたのかを,出来る限りの範囲で調査していきます.また,研究に必要な知識で3回生までの学習が不足している場合は復習していきます.十分調査できたら,いよいよ「研究」開始です(本当は,既に研究は始まっていますが...).


神経情報システム研究室(及びつぼ)の研究とは関係ない特徴



 神経情報システム研究室は,研究室をみていただければわかると思いますが,整理整頓をきっちりする人が多いです.また,元気な方が多いです.新しい学生研究室も立ち上がり,いろいろとみんなで模索しながら,有意義な研究室生活を送れるよう環境づくりを進めています. 我こそはやってやる,と思う元気な方,お待ちしております.